赤ちゃんは自分で勝手に寝てくれると思っていたのに、実際に出産をしてみたら、全然寝てくれなくて寝不足が続いてしまった……そんな経験をした方も多いはず。

なかなか寝てくれないだけじゃなく、夜中に何度も起きる、朝早く起きてしまう、第二子が生まれたら上の子がまた寝なくなった……など、「子どもの睡眠」にまつわる悩みは数多くあります。

 そこで、米国IMPI 公認 日本人初 子どもの睡眠コンサルタント&妊婦と子どもの睡眠コンサルタント資格取得講師の愛波文さんに「子どもの睡眠」にまつわるアレコレを聞く新連載『Sleep Tips from A to Z』、はじめます。

これを読めば寝かしつけも夜泣きも、どう対応すればいいか分かり、少し育児が楽になるはずです♡

 

今回の先生

妊婦と子どもの睡眠コンサルタント
愛波 文さん /あいば・あや

長男の夜泣きや子育てに悩んだことから睡眠について学び、アメリカで働きながら米国IMPI(International Maternity and Parenting Institute)公認資格を日本人で初めて取得。現在、ニューヨークで5歳と2歳の男の子のママとして子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む育児者のコンサルティングを行う。
 
公式ブログ https://ameblo.jp/babysleepsite/
Facebook @sleepingsmartconsulting
Instagram @aya_aiba
http://sleepingsmartconsulting.com/

 

お子さんの睡眠の悩みには
解決策がある

 お子さんが生まれて初めて、睡眠不足のつらさに直面する方はとても多くいます。なんで寝てくれないんだろう? と悩み、本やインターネットで調べても、情報が膨大すぎて何が正しいのかがわからなくなり、いろいろ試してもなかなかうまくいかず「時間が解決してくれる」と自分を納得させて、寝不足の日々を過ごしている方もいらっしゃるかと思います。

Sleep Tips from A to Zは科学的根拠に基づいた、子どもの睡眠に関して知っておくべきことが全て入っているので、読んでいただくと「我が子の睡眠のプロ」になり、ご家族全員が安眠できるようになります。

 私は、資格取得直後、育児をしながら主にアメリカ人を相手にコンサルテーションを行っていました。アメリカでは書店にいくと子どもの睡眠に関する本が壁いっぱいに並んでいるため、多くの親は既に何冊か読んだうえで、うまくいかなくなってコンサルタントにアドバイスを求めてきます。

その一方、日本では子どもの睡眠に関しての重要性がまだ浸透していないため「夜泣きはみんな通る道である」「今の時期だけだから」「徐々によくなるから」と言われ、苦しんでいる親が多くいるなと感じています。

 日本人の親御さんにも「お子さんの睡眠の悩みには解決策がある」ことを知っていただきたいのです。子どもの睡眠に関する知識が身について、悩みが解決することで気持ちが楽になり、育児が楽しくなり、余裕がでてきて、答えのない子育てに自信がつきます。「Sleep Tips from A to Z」を読んで、子どもの睡眠のプロが増え、子育てがさらに楽しくなるお手伝いができればうれしいです!

画像: お子さんの睡眠の悩みには 解決策がある

 

そもそも、子どもにとって
なぜ睡眠は大切なのでしょうか?

 英語に「Sleep Begets Sleep」という言葉がありますが、直訳すると “睡眠は睡眠を生む” 。昼寝を十分とった日には夜もぐっすり寝てくれるという意味です。

 ところが、小児睡眠で世界的に有名なミンデル博士の研究で、世界16カ国の0歳から3歳の赤ちゃんの睡眠について調査をした結果、日本の赤ちゃんの睡眠時間は欧米に比べて1時間24分、アジア平均に比べると39分も短いという結果が出ています。16カ国中、日本の子どもの睡眠時間が最も少ないのです。

 赤ちゃんの場合、睡眠不足が原因で癇癪を起こしたり、夜泣きをし出したり、朝早く起きてしまうことがあります。多くの親が赤ちゃんの頃から昼寝を長時間させてしまうと夜寝てくれなくなると思っていますが、それは逆です。3~4歳ぐらいの昼寝がなくなってくる時期に、長時間昼寝をしてしまうと夜の睡眠に影響がでてきますが、新生児~3、4歳(お子さんによります)ぐらいまでは昼寝は必須です。

 子どもは睡眠不足になると、大人みたいにぐったり疲れるのではなく逆にハイパーになり、イライラして短気になったり、集中力や自主的に遊ぶ能力が低下したりします。寝かしつけでは、子どもが疲れすぎる前に寝かせるのがポイントです。

一般的に眠い合図と言われている、あくび・ぐずり・目をこする行為は、既に疲れすぎている証拠なので、その合図を目にしたら時間を確認し、次の日はその時刻より20分早く寝かしつけをしてみてください。そうすることで、寝ぐずりがなくスムーズに自力で寝てくれる可能性が高くなります。

画像: そもそも、子どもにとって なぜ睡眠は大切なのでしょうか?

 

では、睡眠は子どもに
どういう影響があるのでしょうか?

★ 睡眠は成長を促進させる

成長ホルモンは深い眠りの時に作られます。寝付いてから2時間ぐらいまでの一番深い眠りの時に大量に分泌されるため、質の良い深い睡眠をとることが大切です。
 

★ 睡眠は体重にも影響する

睡眠不足の子どもは肥満になりやすいといわれています。疲れている子は十分に睡眠をとっている子に比べると食生活が乱れていることがあります。大人もそうですが、子どもも疲れていると糖分や炭水化物を欲します。その結果肥満になりやすくなってしまいます。
 

★ 睡眠はストレスを減少させる

質の良い睡眠をとっていると、脳も休まりストレスが減少します。親や育児者も質の良い睡眠をとることで、育児へのイライラが減り、ポジティブな考え方ができるようになります。
 

★ 睡眠は免疫力UP

発熱をしたり風邪をひいたときに、とにかく寝なさいと言われたことは誰でもあるかと思います。睡眠中は副交感神経が優位になり体がリラックスするため、免疫機能が活発になり体を修復してくれます。十分な睡眠をとることで病気の快復を早めることができます。
 

★ 睡眠は怪我を減らす

十分な睡眠をとっていない子どもは疲れやすくて機嫌も悪くなり、頭がぼーっとしてしまうため怪我をしやすくなります。脳が疲れているときちんとした判断もできず、反応も遅くなります。
 

★ 睡眠は子どもの集中力をUPさせ
 学習力を促進する

十分な睡眠をとっている子どもは記憶力も高まり、テストでもいい結果を出します。食事や運動も大事ですが、それと同じぐらい睡眠も成長に影響します。

画像: ★ 睡眠は体重にも影響する

今後は、睡眠辞典としてA to Z で子どもがどのようにしたら質の良い睡眠がとれるかを具体的にお伝えしていきますので、楽しみにしていてくださいね!

 

リソース:Marc Weissbluth MD, Harvard Health Publications, Jodi Mindell, McGill University and The Douglas Mental Health University Institute, Sleep Journal, Milewski MD, P&Gパンパース赤ちゃん研究所 Illustration: Patrick Tsai

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